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廿日市市の小型、複雑ごみ、有害ごみ、埋立ごみとは?

1. 小型・複雑ごみ

1-1. 対象となるサイズと素材の条件

判定基準詳細
サイズ最長辺が 30 cm 未満(折りたたんでひもで縛った場合も 30 cm 未満なら可)(小型及び複雑ごみの出し方)
素材金属を含む複合素材、または金属製の小物。缶であっても資源ごみに入らないもの、CD・DVD などの光ディスク、ビデオ・カセットテープ類を含む(ごみ分別一覧表)
折りたたみ対象毛布・カーペット・座布団など大型ごみ扱いの品でも、30 cm 未満にまとめれば小型・複雑ごみとして出せる

よくある具体例

  • フライパン・鍋のフタ・金属製水筒・スプレーノズルなど
  • スマートフォンやカメラの外装部品、コード・充電器など(※電池は必ず外す)
  • 30 cm 未満の傘・工具(ドライバー、ペンチ)・文房具(金属クリップ) など

対象外になるもの

  • 家電リサイクル法4品目(TV・冷蔵庫・洗濯機・エアコン)
  • パソコン本体(市の無料回収へ)
  • ボンベ・スプレー缶・ライター(中身を必ず使い切り「燃やせない危険ごみ」扱い)

1-2. 緑色指定袋への入れ方と注意点

手順ポイント
① 緑色指定袋を購入市指定の緑色半透明袋〈20 L 10 枚組など〉を、スーパー・ドラッグストア・コンビニで購入。取扱店一覧は市公式 PDF に掲載(リンクは下記)(サニパック, 廿日市市有料指定ごみ袋など取扱店の一覧)
② 電池を必ず外す乾電池・ボタン電池・充電池は**+/−極をテープで絶縁**し、「有害ごみ」(白袋)へ。外せないリチウム電池内蔵品は回収ボックスまたは販売店へ。
③ 危険物の包み方縫い針・カミソリ刃などは空き缶や厚紙に包み、「危険」と朱書きして袋に入れる。刃をテープ固定すると収集員が安全に扱える。
④ 入れ過ぎ注意1袋 20 kg 以内。袋の口を結び、収集日の朝8時までに集積所へ。
⑤ 収集日埋立ごみと同じ日(月1回・奇数月)。地区ごとの詳しいカレンダーは市サイトの「収集日一覧」で確認(収集日一覧)

2. 有害ごみの出し方

2-1. 有害ごみになる理由

水銀・カドミウムなど人体や環境に有害な重金属を含むため、通常の焼却・埋立では汚染の原因になります。安全に回収し、専門ルートで処理する必要があります。廿日市市公式サイト


2-2. 対象品目(代表例)

区分 主な具体例 備考
電池類 乾電池・ボタン電池・充電式電池・モバイルバッテリー 端子をテープで絶縁する廿日市市公式サイト
計測機器 水銀体温計・水銀血圧計 デジタル体温計は埋立ごみへ
照明器具 蛍光管・電球型蛍光ランプ・HIDランプ LED/白熱電球は埋立ごみ
鏡類 手鏡・姿見など 長辺30 cm以上は大型ごみ
その他 カミソリ刃・体温計のガラス筒などの鋭利物 包んで「危険」と朱書き

2-3. 出し方手順

手順 ポイント
① 白色指定袋に直接入れる 蛍光管以外の有害ごみは白色の指定袋または市認定レジ袋にそのまま投入。袋の口を結びます。
② 蛍光管は割らずに出す 可能なら購入時のケースへ。ケースが無い場合はそのまま袋に入れ、複数本はひもで束ねても可。割れた場合は厚紙で包み「危険」と書いたうえで白袋へ。
③ 電池は絶縁してから +極・−極をセロハンテープなどで覆い、発火を防止。取り外せないリチウム電池内蔵機器は小型家電回収ボックス利用可。
④ 割れ物・刃物の包み方 鏡やカミソリ刃は新聞紙や厚紙で包み、「危険」と朱書きして袋へ。収集員が触れてもけがをしないように。
⑤ 収集日・出す時間 有害ごみは資源ごみと同じ日(地区共通で月2回)。朝8時までに集積所へ。

2-4. ワンポイント|乾電池を回収ボックスに出す方法

  • 市役所・各支所・市民センターには使用済み乾電池専用ボックスがあります。

  • 開庁時間ならいつでも投入可能。袋は不要ですが、電極を絶縁してから。

3. 埋立ごみ

3-1. 埋立ごみになる条件

  • 再利用できず、燃やすこともできない家庭ごみで、有害物質を含まないもの。

  • 収集頻度は市内統一で月1回。小型・複雑ごみ、有害ごみ、大型ごみと同じ月1回区分です。廿日市市公式サイト

3-2. 主な具体例と袋の種類

区分 ワンポイント
ガラス類 耐熱ガラス、板ガラス、割れて形が崩れたびん、一升びんより太いびん 資源ごみの「びん」・有害ごみの「鏡・蛍光管」を除くすべてのガラスが対象
陶磁器類 食器・植木鉢・タイル・瓦 など 30 cm以上でも袋に入れば OK
照明等 白熱電球、LED電球、グローランプ 蛍光管・HIDランプは有害ごみなので混ぜない
その他 使い捨てカイロ、ガスを使い切ったライター、グラスウール、少量の泥 ライターは必ずガスを出し切ること廿日市市公式サイト

3-3. 出し方手順

手順 ポイント
① 指定袋を選ぶ 白色指定袋(20 L・30 L・45 L)か、市認定の土のう袋・外装袋を使用。家庭ごみ用には70 L以上の白袋は使えません。廿日市市公式サイト
② 割れ物は包む ガラス・陶器が割れている場合は厚紙・新聞紙で包み、袋の外側に 「危険」 と朱書き。
③ 重さの目安 1袋あたり概ね20 kg以内が目安。無理に詰め込まず口を固く結ぶ。
④ 収集日に出す 月1回の埋立ごみ収集日の朝8時までに集積所へ。地区別カレンダーは市サイト「収集日一覧」で確認。廿日市市公式サイト

4. ごみ袋の種類と料金

4-1. 指定袋 — 色・サイズ・価格一覧

色(用途) サイズ & 容量 1枚当たりの価格* 覚えておきたいこと
黄色
燃やせるごみ
10 L/20 L/30 L/45 L 10 円/20 円/30 円/45 円 2020年4月から導入。「容量1 L=1 円」が目安。10 L袋だけ20枚組、それ以外は10枚組で販売。
緑色
小型・複雑ごみ
20 L(1サイズ) 20 円 指定袋は1サイズのみ。市認定レジ袋でも代替可。廿日市市公式サイト
白色
埋立ごみ・有害ごみ
10 L/20 L/30 L/45 L 10 円/20 円/30 円/45 円 白袋は用途が広い(埋立・有害・資源(一部))。90 Lは事業用なので家庭では使用不可。

*価格は「袋の容量=円(税込)」で、市が示す一律単価。実際の店頭では10枚(または20枚)単位で販売されます。

よくある質問

  • Q: 黄色と白の30 L袋は同じ30 円? → はい、どちらも30 円ですが用途が異なるので共用は不可。

  • Q: 認定レジ袋を使うと安くなる? → レジ袋自体の購入費は自己負担ですが、処理手数料は袋価格に含まれないため差額はごくわずかです。


4-2. 大型ごみ処分手数料納付券(シール)

最長辺/最大径 必要シール枚数 費用
30 cm 以上 1 m 未満 1 枚 200 円
1 m 以上 2 m 未満 2 枚 400 円
2 m 以上 3 枚 600 円
シールは対象品1点ごとに貼付。集積所には袋に入れず直接出します。廿日市市公式サイト    

4-3. 取扱店の探し方

  • 市公式「取扱店一覧」
    https://www.city.hatsukaichi.hiroshima.jp/soshiki/31/74567.html 廿日市市公式サイト

    • PDF/Excel両形式あり。

    • コンビニ・ドラッグストア・スーパーなど約350店を網羅(2025年4月更新)。

  • 店頭の見分け方

    • レジ横または日用品コーナーに「廿日市市指定ごみ袋」ロゴ入りパッケージ。

    • 在庫切れの場合は隣市の袋は使えないので注意。

  • ネット購入不可(転売防止のため)。


ワンポイント

  • 指定袋には処理手数料が含まれないため、ごみ量そのものを減らしても袋代は比例して安くなりません。リデュース・リユースの効果は「袋を買わなくて済む=家計も資源も節約」になる点です。

5. ごみの出し方の基本ルール

ルール 廿日市市での具体的なポイント 補足
決められた時刻までに出す 収集日の朝
‐ 廿日市・大野地域 7:30 まで
‐ 佐伯・吉和地域 8:00 まで
‐ 宮島地域は市が指定する時刻
前夜に出すとカラス・猫による散乱の原因になります
必ず指定袋を使う ・色と用途を守る(黄色=燃やせる、緑=小型-複雑、白=埋立・有害)
・袋の口を結べる範囲で(概ね20 kg以内)
隣市の袋や透明ポリ袋は未収集対象
分別を徹底 ・電池やガス缶を混入させない
・蛍光管は有害、LEDは埋立など区分を要確認
誤混入は赤ラベルで残置されることがあります
危険物は包んで「危険」表示 割れたガラス・刃物は厚紙や新聞紙に包み朱書き 収集員への安全配慮
集積所のマナー ・決められた地区の集積所を使用(他地区への持ち込み不可)
・ネットを戻し散乱ごみがあれば持ち帰る
自治会が巡回し未収集袋をチェックしています
大型ごみは事前申請 最長辺30 cmを超えるものは「大型ごみ」扱い。納付券(200〜600 円)を貼付し、市へ事前連絡 家電リサイクル法4品目・PCは別ルート
迷ったら公式ツールで確認 ・市公式サイト「収集日一覧」で曜日を調べる 廿日市市公式サイト
・スマホ向け「廿日市市ごみ分別アプリ」で品目検索・通知設定可
 

ワンポイント
ごみ集積所は地域の共有財産です。袋の口がゆるいものはカラス防止ネットの下に置かれると破損しやすく、未収集や悪臭の原因になります。袋の上部は二重に結び、早朝に静かに出すよう心掛けましょう。

6. よくある質問(Q&A)

質問 回答
Q1 前日の夜に出してもいいの? いいえ。資源物・燃やせるごみを含め 廿日市・大野は収集日の朝 6:00-7:30、佐伯・吉和は 8:00 まで に出すのが市ルールです。夜間に出すとカラス被害や持ち去りの原因になるため未収集の対象になります。廿日市市公式サイト
Q2 祝日も回収される? 通常どおり回収されます。休みになるのは日曜日と年末年始(12 月 31 日〜1 月 3 日)だけです。収集日が祝日に重なっても曜日ベースで動くため、カレンダーどおりに出してください。廿日市市公式サイト
Q3 指定袋を切らしてしまった。透明袋や他市の袋でもいい? 使用不可です。市条例で「指定袋以外は収集しない」ことが定められています。最寄りのスーパー・コンビニなど 約 350 店の取扱店で購入してください(PDF/Excel一覧あり)。「業務用」と書かれた袋も家庭では使えません。廿日市市公式サイト廿日市市公式サイト
Q4 大型ごみは何か月前に申し込む?点数制限は? 廿日市市は 事前申し込み不要 です。月1回の大型ごみ収集日に、サイズ別に必要枚数の納付券(200 円〜)を貼って出すだけ。点数制限もありませんが、1点ごとにシールが必要です。
Q5 充電池が外せない小型家電はどうする? 市役所・大野・佐伯・吉和各支所にある 小型家電回収ボックス(投入口 15 cm×30 cm) へ投入してください。リチウム電池による火災事故防止のため、緑・白袋へは入れられません。廿日市市公式サイト廿日市市公式サイト
Q6 引越しで一時的に大量のごみが出た場合は? 指定袋に詰めた上で、はつかいちエネルギークリーンセンター(木材港南 12-8) など3施設へ直接搬入できます。受付は月-土 8 :30-12 :00/13 :00-16 :00、家庭系は無料・事業系は10 kgごと150 円。大型ごみは納付券を貼付します。廿日市市公式サイト廿日市市公式サイト
Q7 ペットボトルのキャップとラベルは外さないとダメ? はい。キャップとラベルは「燃やせるごみ」、ボトル本体だけを資源ごみとして出します。必ず中をすすぎ、つぶしてから緑・白袋には入れず資源かごへ。廿日市市公式サイト廿日市市公式サイト
Q8 指定袋でも上限いっぱいに詰めてもいい? 1袋あたり おおむね20 kg以内 が目安。重すぎると破袋し未収集になることがあるので、複数袋に分けるか施設搬入を検討してください。収集員の安全確保にもご協力を。
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