広島県発:「フレッツ 光」引越し完全ガイド
引越しの際には、役所での手続きや荷造りなど様々な作業がありますが、忘れてはならないのがインターネット回線の引越し手続きです。
現在「フレッツ光」(フレッツ 光ネクスト、フレッツ 光ライト等)を利用中の方は、引越し先でも引き続き快適なネット環境を確保するために、適切な手続きを踏む必要があります。
本記事では、広島県内・他県への移転を念頭に、フレッツ光の引越し手続き方法、費用、注意点から、エリア外の場合の代替案や他社回線との比較、選択のポイントまでを網羅的に解説します。
ぜひチェックリストも活用し、引越し後もスムーズにインターネットを利用できるよう準備しましょう。
1. フレッツ光引越し手続きの方法と流れ
フレッツ光は引越しできる?東西エリアの確認が第一
フレッツ光はNTT東日本とNTT西日本がそれぞれ提供するサービスであり、提供エリアが東日本と西日本で分かれています。
広島県はNTT西日本のサービスエリア内ですが、例えば広島県から関東地方へ引越す場合は東西エリアをまたぐことになり、手続き方法が異なります。
基本的に、同じNTTエリア内(西日本→西日本、東日本→東日本)の引越しであれば「移転」手続きとなり、契約を継続したまま利用住所だけ変更できます。
一方、NTT東日本エリアとNTT西日本エリアをまたぐ引越しでは、現在のフレッツ光を一旦解約し、引越し先で新規契約し直す必要があります。
この場合は実質的に回線の乗り換えとなり、手続きや費用も異なるため注意が必要です。
NTTへの連絡と申込み手段(Web・電話)
引越しが決まったら、まずNTTへの移転申込みを行います。NTT西日本エリア内の移転であれば、NTT西日本公式サイトの専用ページまたは電話で手続き可能です。
公式Webサイトから申し込むと24時間受付で混雑待ちもなく便利です。
電話で申し込む場合、東日本・西日本共通のフリーダイヤル「0120-116116」(受付時間 9:00~17:00、年末年始以外の土日祝休業)に連絡します。
固定電話から局番なしの116でも繋がります。法人契約の場合はNTT西日本の法人窓口に問い合わせるか、担当営業に相談しましょう。
《申込み時に必要な情報》 引越し手続きの申込みに際しては、以下の情報を事前に準備しておきます:
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新居の住所
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現在利用中の電話番号(加入電話やひかり電話番号)
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契約者名義
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お客様ID(「CAFから始まるID」等。開通のご案内書類などに記載)
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引越し先での工事希望日
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引越し予定日
これらを伝えることでスムーズに手続きが進みます。
また、引越しの1~2ヶ月前を目安に手続きを開始することが理想です。
直前になると工事日程が確保できず「新居でしばらくネットが使えない」という事態になりかねません。
特に引越しが集中する3~4月は工事が混み合うため、入居日が決まったらできるだけ早めに連絡しましょう。
移転工事と開通までの流れ
同一エリア内で移転の場合、基本的な流れは以下の通りです:
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申込み:Webまたは電話でNTTに移転を申し込みます。日程調整の連絡を受け、工事予定日を決定します。希望日に沿えるよう早めの申請が肝心です。
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引越し:現在の住居での作業(撤去工事など)が必要な場合は立ち会います。フレッツ光の場合、同一エリア内の移転では現在の機器はそのまま使えることが多く、撤去工事が発生しないケースもあります。
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開通工事:事前に決めた工事日に、新居にNTTの工事担当者が訪問し、回線の引き込み・開通工事を行います。戸建ての場合は電柱から光ファイバーを宅内に引き込み、光コンセントや回線終端装置(ONU)の設置を行います。集合住宅の場合は建物内の共用設備から部屋までの配線工事を行います。新居に既に光回線設備が導入済み(例:光コンセントがある)なら無派遣工事といって宅内工事なしで遠隔開通する場合もあります。しかし設備状況次第では必ず立ち合いが必要になるので、工事当日は都合を空けておきましょう。
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接続設定:工事完了後、自宅のルーターやパソコン等のネット接続設定を行います。現在利用中のひかり電話対応ルーターや無線LANルーターは引き続き利用できますので、新居にも持参してください。NTTから送られてくる「開通のご案内」書類に記載のID/パスワードで接続設定を実施します。
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利用開始:以上でインターネットが利用可能になります。速度や接続に問題がないか確認しましょう。
東西エリアをまたぐ移転の場合は、NTT西日本での解約とNTT東日本での新規契約という形になります。手続きとしては、現在のフレッツ光を解約(この際違約金の有無に注意、後述)し、NTT東日本の「フレッツ光提供エリア検索」で新居がエリア内であることを確認した上で新たに申込みを行います。NTT東日本の引越し手続きもWebまたは電話(0120-116116)で可能です。開通までの期間や工事の流れ自体は上記と同様ですが、現在利用中のフレッツ光回線を引き継ぐことはできず、新規契約扱いになる点を認識しておきましょう。
付帯サービスやプロバイダへの連絡も忘れずに
フレッツ光は回線サービスであり、インターネット接続には別途プロバイダ契約が必要です(OCNや@nifty等)。
引越しに際してはプロバイダにも住所変更や移転の連絡を行う必要があります。
継続利用できる場合は住所変更手続きを、引越し先で提供不可の場合(まれに地域限定プロバイダ等)はプロバイダ乗り換えも検討します。
また、**「ひかり電話」**を利用中の場合は、同一エリア内の引越しでも電話番号の変更が必要になるケースがあります。
一般に固定電話番号(ひかり電話含む)は管轄エリアが決まっているため、引越しをすると基本的に番号は変更となります。
ただし「すぐ近所への引越し」で同じ電話局のエリア内なら番号継続できる可能性もあるため、希望する場合はNTTに確認しましょう。
法人で複数番号を利用している場合などは、NTT西日本の「追加番号」オプション等で新居でも同じように複数番号を利用できるよう手配が必要です。
最後に、引越し当日はONUや電源アダプタ、レンタル機器(ひかり電話ルーター等)を忘れずに新居へ持参してください。
NTTからレンタルしている機器は基本的に移転先でもそのまま使用しますが、解約する場合は返却が必要です。
機器返送キット等が送付されるので、案内に従って返却しましょう。
2. 引越しに伴う費用:工事費用・違約金・キャンペーン
引越し時に気になるのが費用面です。フレッツ光の移転に関連して発生し得る費用を整理します。
移転工事費:最大22,000円、工事内容により変動
**フレッツ光の引越し工事費(移転工事費)**は、工事の内容によって金額が異なりますが、最大で22,000円(税込)程度かかります。
具体的には以下の通りです。
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屋内配線工事あり(戸建て宅内への引き込み、新規に光コンセント設置等):22,000円
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屋内配線工事なし(既設の光配線を流用できる場合等):11,660円
戸建住宅や光配線方式のマンションでは新たに光ファイバーを敷設する工程があるため最大22,000円の工事費が発生します。
一方、光回線設備導入済みのマンション(LAN配線方式等)では11,660円と安価になるケースがあります。
いずれもNTT東日本・西日本で工事費基準はほぼ同じです。
なお、工事費は一括払いのほか**分割払い(23回払い等)**も可能です。
分割払い途中で解約する場合は残額を一括清算する必要がありますので留意してください。
土日・祝日に工事を依頼する場合は割増費用も発生します。
NTT東西ともに休日工事の場合は通常費用に加え3,300円の追加料金がかかると案内されています。
平日昼間の工事が難しい場合の便利なサービスですが、その分費用も増える点は覚えておきましょう。
年末年始(12/29~1/3)は工事自体を行わないか特別体制となるため、日程調整時に確認が必要です。
NTT西日本のキャンペーン:移転工事費割引
タイミングによってはNTT西日本の移転キャンペーンを利用でき、大幅に費用を抑えられる場合があります。
2024年度末時点では、「移転工事費割引」キャンペーンが実施されており、西日本エリア内でフレッツ光を移転する場合に工事費が最大11,000円割引されます。
例えば戸建て・マンション(光配線方式等)で通常22,000円のところ11,000円に、LAN方式で11,660円のところ9,900円になる適用例が出ています。
キャンペーン受付期間は2024/10/1〜2025/3/31(開通期限2025/6/30)となっており、適用条件を満たせば大幅な割引を受けられます。
最新のキャンペーン情報はNTT西日本公式サイトで確認してください。
NTT東日本でも同様のキャンペーンを適時実施しています。
例えば2023年には東日本エリアで移転工事費無料(新規契約の場合)のキャンペーンが行われた実績があります。
引越しシーズンには東西NTTともに費用負担軽減策を取ることが多いため、申込み前に公式情報をチェックすると良いでしょう。
契約解除料(違約金)と新規契約手数料
同一エリア内でフレッツ光を移転する場合、基本的に違約金(解約金)は発生しません。
NTT西日本・東日本が提供する2年契約割引サービス(例えばNTT東日本の「にねん割」やNTT西日本の長期割引)に加入中でも、エリア内移転で契約を継続する限り契約期間は引き継がれ、解約扱いとならないためです。
したがって広島県内やNTT西日本エリア内での引越しであれば、移転工事費のみ負担すれば違約金は不要となります。
しかし、**NTT東西をまたぐ移転(エリア外への引越し)**では現在の契約を一旦解約する必要があるため、更新月以外の解約には違約金が発生します。
NTT西日本の場合、代表的な2年割引を途中解約すると戸建てで約4,100円、集合住宅で約1,500円程度の解約金が請求されることがあります(※2022年7月以降、NTT東日本では戸建て4,950円/マンション1,650円に変更)。
契約更新月(2年契約満了月とその翌月・翌々月の計3ヶ月)にあたるタイミングなら解約金なしで解約できますので、引越し先がエリア外でフレッツ光を継続できない場合は、可能なら更新月に合わせて移転するのも一つの策です。
また、東西エリアをまたぐ場合や他社に乗り換える場合、新たな契約で契約事務手数料(新規契約料)が発生します。
NTT東日本の新規契約料は税込880円、NTT西日本は税込660円(「契約料」)程度です。
光コラボ事業者への乗り換え時も新規契約手数料(3,300円程度が多い)が発生しますので、この点も考慮に入れておきましょう。
※プロバイダ料金の重複に注意:移転に際してフレッツ光回線を解約し、他社回線に乗り換える場合などは、従来のプロバイダ契約もご自身で解約する必要があります。解約月の料金や違約金がないか確認し、タイミングを調整しましょう。
その他費用:撤去費用やオプション変更費用
引越し時には場合により回線の撤去費用がかかることもあります。
フレッツ光の場合、NTT東日本では解約時に**回線撤去費用(屋内配線等の撤去)**として2,200円が請求されることがあります。
一方、NTT西日本では明示的な撤去費はありませんが、撤去工事を希望する場合は有料です。
また、壁に開けた穴の原状回復は賃貸物件では入居者負担となる場合があります。必要に応じて管理会社と相談してください。
オプションサービスに関しても、引越しに伴って費用が発生する場合があります。
例えばひかり電話の移転工事費(番号変更含む)は基本工事費2,200円程度、付加サービス設定変更費用が数百円程度かかることがあります。
契約先プロバイダによってはメールアドレス継続利用のための手数料が発生することもありますので、各自契約内容を確認しましょう。
3. 引越しに関連するよくあるトラブルと回避策
引越し時のネット回線移転では、スケジュール調整や環境変化に起因するトラブルが起こりがちです。
ここでは、フレッツ光の移転で注意すべきポイントとその回避策を紹介します。
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(1)新居でネットが使えない「空白期間」問題: 工事完了まで通常2~4週間、繁忙期は1ヶ月以上かかることがあります。引越し日と開通日が合わずネット未開通の空白期間が生じるケースが典型例です。対策としては前述の通り早めの手続きが第一。それでも間に合わない場合は、スマホのデータ容量を一時的に増量したりモバイルWi-Fiルーターをレンタルするなど代替手段を用意しましょう。特に在宅勤務やオンライン学習がある方は念入りに準備し、可能であれば工事日まで旧居の回線を残すことも検討してください。
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(2)引越し先でフレッツ光が使えない: 提供エリア内でも、建物の構造や管理上の理由で利用できないケースがあります。たとえばマンションオーナーが光回線の新規引き込みを許可しない場合や、極端に山間部・離島で設備が未整備の場合です。この場合、移転継続はできず別の回線サービスに乗り換える必要があります。対策として、引越し前に必ず新居の住所でフレッツ光等の提供可否を確認しましょう。NTTの提供エリア検索や不動産会社への確認が有効です。もしフレッツ光が利用できない場合でも慌てずに、後述する代替のインターネット回線(他社光回線や無線系サービス)を検討しましょう。
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(3)開通工事の立ち会い・日程調整のトラブル: 引越しシーズンは工事枠が埋まりやすく、希望日程が取れないことがあります。また平日の日中しか工事対応してもらえず休暇取得が必要になるケースもあります。対策として、申込み時に第三候補くらいまで日程の余裕を持たせる、土日希望の場合は追加料金覚悟で早めに予約する、といった工夫をしましょう。どうしても日中在宅できない場合は、家族や信頼できる代理人に立ち会いをお願いすることも検討してください。
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(4)思わぬ費用負担: 前項で解説したように、引越し時は工事費のほか契約形態によって違約金や新規契約料が発生します。対策は事前の情報収集です。自分の契約プランの更新月や解除料を確認し、不明点はNTTやプロバイダに問い合わせておきます。費用が高額になる場合、キャンペーンの適用や他社への乗り換えによる費用補填(他社では他回線からの乗り換え時にキャッシュバック等を行う場合があります)も視野に入れましょう。
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(5)ひかり電話番号やメールの変更: 引越しにより電話番号が変更となった場合、周知漏れによる連絡ミスが起こり得ます。またプロバイダの提供エリア外でメールアドレスが変更になるケースもあります。対策としては、電話番号が変わる場合は早めに取引先や知人に新番号を案内し、必要なら転送電話サービスを一定期間利用するのも手です。メールアドレスについては、近年はフリーメールの活用も進んでいますが、プロバイダ提供のメールを使い続けたい場合はメール転送オプションや有料のメール維持サービスが提供されている場合がありますので確認しましょう。
以上の点に気を付ければ、引越しに伴うネット回線トラブルの多くは事前に防ぐことができます。
「早めの連絡と代替策の準備」がキーワードです。
インターネットが一時的に使えない期間が発生しそうな場合は、スマホのテザリングやポケットWi-Fiで一時凌げるよう準備しておけば安心です。
4. 広島県内のフレッツ光提供エリア状況とエリア外の場合の代替案
広島県におけるフレッツ光のエリア状況
広島県はNTT西日本の中国エリアに属し、県内ほぼ全域でフレッツ光(光ネクスト等)が提供可能です。
広島市や福山市など主要都市部はもちろん、県内の多くの市町で利用できます。
NTT西日本のサービスエリアとしては、中国地方(島根・鳥取・岡山・山口・広島)が含まれており、広島県もその一角です。
したがって、広島県内での引越しであれば原則としてフレッツ光を継続利用できると考えて良いでしょう。
しかし、広島県内でもごく一部の山間部や離島部では光ファイバー設備が未整備のエリアが残っている可能性があります。
NTT西日本公式の「提供エリア検索」で新居の住所を入力し、フレッツ光が使えるか必ず確認しましょう。
たとえば芸北地域や離島(大崎上島など)では時期によっては未対応エリアがあるかもしれません。
その場合は後述の代替案を検討することになります。
また、**広島県内でもフレッツ光クロス(最大10Gbpsサービス)**は提供地域が限定されています。
NTT西日本は10ギガ対応の「フレッツ 光クロス」を徐々にエリア拡大中ですが、広島県ではまず広島市中心部など都市部から提供開始されています。
10Gbpsが必要な場合はNTT西日本のエリアマップでクロス対応エリアか確認しましょう。
エリア外・未対応の場合の代替インターネット回線
万一、新居がフレッツ光のエリア外だった場合でも、インターネットを諦める必要はありません。
以下のような代替のネット回線サービスを検討してください。
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電力系光回線(地域FTTH): 広島県を含む中国地方では、**中国電力グループの「メガ・エッグ」**という光回線サービスが提供されています。メガ・エッグは中国地方限定の独自光ファイバー網を持ち、最大10Gbpsのプランも利用可能です。広島市・福山市・東広島市・廿日市市・尾道市・呉市など主要地域の多くをカバーしており、地域密着で価格も割安(2年契約で月額5,720円~)とされています。もしフレッツ光がエリア外でもメガ・エッグならエリア内というケースも考えられるため、公式サイトでサービスエリアを確認する価値があります。メガ・エッグはauスマートバリュー(au携帯とのセット割)にも対応しており、auユーザーにも魅力的です。
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光コラボレーション(フレッツ光回線を使った他社サービス): フレッツ光自体がエリア外でなければ、光コラボ事業者のサービス(例:SoftBank光、ドコモ光、楽天ひかり等)も利用可能です。エリア外でない限り本質的にはNTTの光回線網を使うため提供可否は同じですが、光コラボ事業者によっては独自特典や割引があります。フレッツ光を解約して光コラボに新規契約することで、移転工事費が実質無料になるキャンペーンを展開している会社もあります。例えばドコモ光に乗り換えるとdポイント進呈で実質負担を相殺、というような施策です。ただし光コラボはNTTの提供エリア外では利用できないため、完全なエリア代替にはなりません。
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他社独自回線(NURO光・auひかりなど): NTT網以外の独自光ファイバーを使うサービスとして、NURO光やauひかりがあります。広島県ではNURO光(So-net/ソニー系列)は近年エリア拡大しており、2021年から広島県全域で2Gbpsプランの提供受付を開始しています。対応市町村は順次増えており、福山市・東広島市・呉市など県内主要地域の多くでNURO光が利用可能です。NURO光は高速(下り最大2Gbps、一部で10Gbpsプラン有り)が売りですが、開通までに時間がかかる傾向があるため引越し直後に使いたい場合はスケジュールに余裕を持つことが重要です。auひかりも広島県でサービス提供されています。戸建て向けは最大1Gbpsですが、KDDI独自網ゆえに混雑が少ない利点があります。ただし広島県ではauひかりの10Gbpsサービスは未提供(2025年3月時点)と見られるため、超高速通信が必要な場合はNURO光やメガ・エッグの10Gbpsプランを検討するとよいでしょう。
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モバイル回線(ホームルーター等): 固定回線が物理的に引けない場合の最終手段として、モバイルデータ通信を使う方法があります。具体的にはソフトバンクAirやドコモ home 5G、あるいはWiMAX+5G等のホームルーターを利用する形です。工事不要でコンセントに挿すだけで使える手軽さがあります。通信速度は光回線に比べると環境依存が大きく、場所によっては数十Mbps程度になることもありますが、ライトユーザーや一時凌ぎには有用です。広島県でも主要エリアは4G/5Gのカバー範囲内ですので、どうしても有線が引けない山間部などでは検討しましょう。
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ケーブルテレビのインターネット: 地域のケーブルテレビ局が提供するインターネット接続も選択肢です。広島県内にはちゅピCOM(旧ひろしまケーブルテレビ)や三原テレビなど複数のケーブルテレビ事業者があり、独自の回線網でインターネットサービスを提供しています。速度は事業者によりますが100Mbps~1Gbps級のプランもあります。NTTや電力系の光が届かないエリアでもケーブルテレビ網が来ている地域では有力な代替手段です。
以上、エリア外でフレッツ光が使えない場合の代替を挙げました。
ポイントは「その地域で強いインフラは何か」を見極めることです。
広島県の場合、NTT西日本の光網が届かない所は少ないですが、仮にあっても中国電力系のメガ・エッグ網やケーブルテレビ網がカバーしている可能性があります。
また、昨今は高速無線通信網も発達していますので、固定回線にこだわらず柔軟に検討しましょう。
5. フレッツ光から他社インターネット回線への乗り換え比較
引越しはインターネット回線を見直す良い機会でもあります。
現在フレッツ光をお使いでも、新居で引き続きフレッツ光を使うか、思い切って他社回線に乗り換えるかを検討してみましょう。
それぞれ料金や速度、提供エリア、評判に違いがあるため、代表的な選択肢を比較します。
主な光回線サービスの比較ポイント
広島県で利用できる主な固定インターネット回線として、以下があります:
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NTTフレッツ光 + プロバイダ(現行契約を継続する場合)
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SoftBank光(ソフトバンク光) – フレッツ光回線を使う光コラボサービス
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ドコモ光 – 同上(フレッツ光回線のコラボ)
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auひかり – KDDI独自回線(一部エリアは提携回線)
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NURO光 – So-net(ソニー系列)の独自回線
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メガ・エッグ – 中国電力系の地域光回線
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その他の光コラボ(So-net光プラス、ビッグローブ光、OCN光 など)
それぞれの特徴を、料金・速度・エリア・サービス面から見てみましょう。
サービス名 | 最大通信速度 | 月額料金目安(戸建て)※税込 | 提供エリア | 主な特徴・割引 |
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フレッツ光(+ISP) | 1Gbps(10Gbpsプラン一部) | NTT基本料5,720円 + ISP料(~1,100円) | 全国(NTT東西エリア) | 回線品質安定。【注意】個人向け割引少なめ。ISPは自由に選択可。 |
SoftBank光 | 1Gbps(10Gbps一部地域) | 5,720円(戸建て) | 全国(NTT東西エリアに準拠) | フレッツ光回線使用。ソフトバンク/ワイモバイルの携帯料金割引(おうち割)対象。公式キャンペーン豊富。 |
ドコモ光 | 1Gbps(10Gbps一部地域) | 5,720円(タイプA) | 全国(同上) | フレッツ光回線使用。ドコモ携帯とのセット割(ドコモ光セット割)。プロバイダによりタイプA/B。 |
auひかり | 1Gbps | 5,610円(ずっとギガ得プラン) | 広島県を含む全国主要都市(中部・関西除く) | 独自回線で地域的混雑少◎。**au/UQ携帯割引(auスマートバリュー)**対象。 提供エリアは一部地域限定なので要確認。 |
NURO光 | 2Gbps(ベストエフォート) | 5,200円前後(プロバイダ料込) | 広島県含む主要エリア | 下り最大2Gbpsで高速。工事2回方式で開通まで時間要すことも。SoftBank携帯との直接割引は無いが、代理店経由キャンペーンあり。 |
メガ・エッグ | 1Gbps(10Gbpsプラン有) | 5,720円(1年目~) | 中国地方限定 | 中国電力系地域密着。auスマートバリュー対応。契約期間中は割安だが更新後料金UPあり。サポートも地域特化。 |
※上記料金は代表的プランの税込月額の概算です(割引適用前の基本料金ベース)。実際は各種割引やキャンペーン適用で変動します。
このように、**フレッツ光(直接契約)**はプロバイダ料金を別途支払う必要があるためトータルではやや割高に見えます。
一方、SoftBank光やドコモ光といった光コラボは回線とプロバイダ込みの料金設定でわかりやすく、携帯電話とのセット割引で毎月数百〜千円程度お得になるメリットがあります。例えばソフトバンク光ならソフトバンクまたはワイモバイルスマホが家族含め毎月最大1,100円割引になります。
auひかりは提供エリアであれば魅力的です。
広島県もエリア内ですが、一部地域では戸建てで使えない場合もあるので要チェックです。
auスマホとのセット割(auスマートバリュー)が適用でき、KDDI独自の光網のためNTT系より夜間の混雑が少ないとも言われます。
ただし契約期間が標準2~3年と長めで、途中解約の違約金が2万円前後と高額な点には注意が必要です。
NURO光は「世界最速クラスの回線」を謳って登場したサービスで、その下り最大2Gbpsの速度は魅力です。
実効速度も高速との評判が多く、オンラインゲームや大容量通信を重視する方に人気です。
ただし宅内工事と屋外工事の二段階が必要で、申し込みから開通まで1~2ヶ月以上かかる事例も散見されます。
引越しに合わせてNURO光に乗り換える場合は、早めに工事日予約を進め、開通まではモバイル回線で凌ぐ準備があると安心です。
メガ・エッグは広島を含む中国地方限定ですが、地元での顧客満足度が高い傾向があります。
地域密着ゆえトラブル対応などサポート評判も良好との声があります。
またauスマートバリューに対応しているため、auユーザーにはフレッツ光+プロバイダよりお得になりやすいです。
エリア内なら速度・料金・信頼性でおすすめできる光回線と評価されています。
総合的な評判として、フレッツ光は長年の実績があり安定性では定評がありますが、個人向けには光コラボ普及後やや陰に隠れた存在になりつつあります。
実際、NTT西日本も近年は個人より法人向けに力を入れているとの指摘もあり、戸建て・ファミリー世帯で新規にフレッツ光を契約するメリットは少なくなってきています。
他社の方が月額料金が安かったりキャンペーンが充実していることが多いためです。
そのため、引越しを機にフレッツ光から光コラボや他社回線へ切り替える人も増えています。
とはいえ, フレッツ光回線そのものの品質は高く、光コラボ各社も結局はNTTの回線を借りてサービス提供しています。
広島県の場合、「フレッツ光 vs 他社回線」の構図は、実質「NTTの光回線 vs KDDI/電力系/NUROの光回線」という構図です。
お使いの携帯電話キャリアや新居の設備状況によってベストな選択肢は変わります。
次のチェックリストで検討ポイントを整理しましょう。
6. 引越し先で最適な回線を選ぶためのチェックリストとアドバイス
最後に、新居でどのインターネット回線を利用するか判断する際に役立つチェックリストを示します。
現在フレッツ光をご利用の方は、以下のポイントを一つ一つ確認してみてください。
《インターネット回線選び チェックリスト》
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新居の住所で利用可能な回線はどれか?
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NTT西日本の提供エリアか確認(フレッツ光/光コラボが候補に入るか)。
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電力系(メガ・エッグ)やNURO光、auひかり等のエリアも各公式サイトでチェック。
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マンションの場合、建物全体で導入済みの回線はあるか(不動産会社から事前情報入手)。
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→エリア外だった回線は候補から除外し、使える回線の中から比較検討します。
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現在の契約状況と残契約期間の確認
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フレッツ光の契約更新月か否か、違約金はいくらか。
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プロバイダやオプションサービスの契約も含め、解約時費用の有無を確認。
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→違約金が高額で負担を避けたい場合、同一エリアならフレッツ光継続という選択も。エリア外なら他社乗り換え時にキャッシュバック等で補填できないか検討。
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希望する通信品質・速度
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普段の利用で現行フレッツ光の速度に満足しているか。不満があるなら原因は何か(プロバイダの問題ならIPv6対応などで改善余地あり)。
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オンラインゲームや動画配信など高速通信が特に必要なら、10Gbpsサービス対応エリアか確認し、NURO光やフレッツ光クロス、メガ・エッグ10ギガなどを検討。逆にそこまで高速不要なら1Gbpsプランで十分。
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→新居の環境に合わせて、必要十分な速度が得られる回線を選びます。例えば「とにかく高速」が最優先ならNURO光、「安定性重視」なら実績あるフレッツ光や電力系など。
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セット割引など経済的メリット
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携帯キャリアとのセット割引:引越し世帯の中でSoftBank/ワイモバイル利用者が多ければSoftBank光、ドコモならドコモ光、au/UQならメガ・エッグやauひかりでスマホ料金割引が利く。
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初期費用・工事費負担:フレッツ光移転の場合の工事費と、他社新規契約の場合の工事費を比較。光コラボ乗り換えなら工事費実質無料キャンペーンがあることが多い。
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月額料金:フレッツ光+プロバイダの合計と、他社の料金を比較。マンションか戸建てかで料金が変わる点も考慮。マンションでフレッツ光未導入の場合は戸建て料金になる可能性も要注意。
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→総合的な2年間・3年間の費用を試算し、最もお得になる選択肢を選びます。ただし費用だけでなくサービス品質とのバランスも大事です。
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引越しスケジュールとの兼ね合い
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開通までの期間:フレッツ光継続なら2~4週間程度、NURO光新規だと1~2ヶ月の可能性、など各回線の開通目安を確認。
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ネットが使えない期間への対策はあるか(テザリングやポケットWi-Fiで代用可能か、在宅勤務の予定はどうするか)。
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→もし乗り換え先の開通が遅い場合は、暫定的にフレッツ光を旧居で使い続けて新居には一時的にモバイルルーター導入、といったプランBも検討しましょう。
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信頼性・サポート、今後の引越しも見据えて
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利用中のフレッツ光に大きな不満がなければ無理に変えず継続する安心感もあります。一方で乗り換えることでサポート窓口が変わるので、評判を調べておくと良いでしょう(地元企業のメガ・エッグは地域サポート充実など)。
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近い将来また転勤や引越しの可能性がある場合、契約期間の縛りにも注目。フレッツ光は2年契約ですが、NURO光は基本3年契約など長いものもあります。引越し族の方は短期解約でもペナルティの小さいサービスが向いています。
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→今後を見据え、「また引越すかもしれないならフレッツ光など全国区のサービスにしておく」「長く住む予定なら地域密着のメガ・エッグもあり」のように判断します。
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以上を踏まえて総合的に判断しましょう。
広島県であれば、NTT系(フレッツ/コラボ)と中国電力系(メガ・エッグ)、そして**携帯連携(ドコモ光/SoftBank光/auひかり)**のいずれが自分に合うかがポイントになります。
例えば、「ドコモのスマホを家族全員使っているのでドコモ光一択」「現在フレッツ光で問題ないし違約金もあるからそのまま移転」「新居が戸建てでauひかり対応だから思い切ってauひかりに変える」など、ケースバイケースです。
アドバイスとして、最終的に悩んだら現在の不満点を解消できるかどうかで判断すると良いでしょう。
もし「今のフレッツ光で特に困っていない」のであれば、移転手続きをしてそのまま使うのが確実です。
一方、「月額料金をもっと安くしたい」「夜間に遅いのを改善したい」「○○社のスマホ割を使いたい」という明確な動機があるなら、そのニーズを満たす他社回線にチャレンジする価値があります。
引越しはインターネット環境を最適化するチャンスですので、ぜひ本記事の情報やチェックリストを参考に、後悔のない選択をしてください。
まとめ
広島県内・県外への引越しに際して、フレッツ光の引越し手続きは計画的に進めれば難しいものではありません。
NTT西日本エリア内の移転であれば違約金もかからず、Webや電話で手続きを済ませ、必要情報を準備しておけば、概ね2~4週間で新居でもインターネットが使えるようになります。
ただし、引越しシーズンは早めの行動が肝心であり、工事日の確保や空白期間対策を怠らないようにしましょう。
また、新居のエリア条件や自身のニーズによっては他社回線への乗り換えも有力な選択肢です。
広島県ではメガ・エッグをはじめ、ドコモ光・SoftBank光・NURO光・auひかり等、多彩なインターネットサービスが利用可能です。
それぞれの料金メリットや割引、提供エリアを比較検討し、最適な回線を選びましょう。
引越しという大仕事の中でインターネットの手続きは後回しにされがちですが、現代生活ではネット環境はライフライン同然です。
ぜひ本記事を参考に、広島での新生活でも快適なネット環境を整えてください。
何事も「早めの準備と確認」が成功の秘訣です。新天地での生活が滞りなくスタートできるよう、応援しています!
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