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広島市で小型家電はどこに出す?不燃/大型/リサイクルの見極めと手順まとめ

目次

  1. まず結論:最短手順と判断フロー

  2. 小型家電に当たるもの/当たらないもの

     └ テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機は別手続き(家電リサイクル法)※大型扱いの基準も確認。 

  3. 出し方の選択肢(3つ)

     3-1. 区役所などの回収ボックスに入れる

      ・投入口サイズ:縦15cm×横30cm×奥行40cm以下

      ・市内設置は13か所(区役所ほか商業施設)へのリンク案内 

     3-2. 宅配回収を使う(市が案内する「宅配便等による回収」の活用ポイント) 

     3-3. 直接持込み(丸本鋼材 本社)

      ・ボックスに入らないサイズも対象/無料回収・事前連絡の注意点 

  4. 不燃ごみ/大型ごみに出すケース

     ・最長辺30cm未満は不燃の目安/30cm以上は大型ごみ(予約方法の導線) 

  5. 電池・蛍光管などの外し方と処分

     ・電池は必ず外して「有害ごみ」へ/充電池やボタン電池は絶縁して排出

     ・JBRC等の拠点回収の探し方

  6. データ消去・個人情報の守り方(スマホ・PC・HDDなど)

  7. 品目別ミニガイド

     ・スマホ/タブレット/ゲーム機/ドライヤー/電子辞書/ACアダプター/ケーブル類の扱い

  8. 回収ボックス設置場所一覧(公式ページへのリンク集) 

  9. よくあるNGとQ&A

     ・電池を外さずに出す/発火リスク品の混入/家電リサイクル法対象の誤混入など 

  10. まとめ:当日朝のチェックリスト(袋・ラベル・出す場所・時間)

 

1. まず結論:最短手順と判断フロー

Step 0|安全準備

  • すべての小型家電から電池を外す(ボタン電池・充電池は端子をテープで絶縁)。

  • ガラス・蛍光管などは混ぜない(別系統で出す)。

Step 1|家電リサイクル法4品目か確認

  • エアコン/テレビ/冷蔵庫・冷凍庫/洗濯機・乾燥機 → 小型家電ではない(別手続き)。

Step 2|PC・ストレージ類か確認

  • パソコン・タブレット・外付けHDD・スマホ等はデータ消去を済ませる。

  • PCが含まれるなら宅配回収が最短になりやすい。

Step 3|“回収ボックスに入るサイズか” で分岐

  • 投入口にすっと入る区役所や商業施設の回収ボックスへ。

  • 入らない → 直接持込み(市の案内する持込先)か、次のStep 4へ。

Step 4|不燃ごみ or 大型ごみの判定

  • 小さくて危険物を外している → 不燃ごみで出せる場合あり。

  • 最長辺が大きい・重量がある → 大型ごみ(要予約)

Step 5|電池・蛍光管などの分別

  • 乾電池・ボタン電池・小型充電池 → 有害ごみ(絶縁して別袋)。

  • 蛍光管 → 有害ごみ

  • LED電球・電球 → 地域ルールに従って分別(混ぜない)。

Step 6|当日の出し方チェック

  • 電池は外したか/データは消したか。

  • ひもで束ねず、見える状態で出せるようにする。

  • 収集日・持込先の受付時間を確認し、当日朝に出す(前日夜に放置しない)。

超カンタン判定表

  • スマホ・ゲーム機・カメラ・ACアダプタ・ケーブル類

     → 「電池外す」→「ボックスに入る?」→ 入る=ボックス/入らない=持込み or 大型ごみ

  • ドライヤー・小型体重計など

     → 「電池外す」→「サイズ確認」→ 小=ボックス or 不燃/大=持込み or 大型ごみ

  • PC・HDD・タブレット

     → 「データ消去」→ 宅配回収優先(箱にまとめて出せる)

このフローに沿えば、迷わず最短ルートで出し方を決められます。

 

2. 小型家電に当たるもの/当たらないもの

小型家電に当たるもの(代表例)

  • 情報・通信機器:スマホ/携帯電話/タブレット/携帯音楽プレーヤー/電子辞書/ポケットWi-Fi/据置・小型ルーター

  • 映像・音響機器:デジカメ/ビデオカメラ/携帯テレビ(小型)/ICレコーダー/イヤホン・ヘッドホン

  • PCまわり:ノートPC/外付けHDD・SSD/USBメモリ/キーボード/マウス/Webカメラ

  • ゲーム関連:家庭用ゲーム機(小型)/携帯ゲーム機/コントローラー/メモリーカード

  • 生活家電(小型):ドライヤー/電気シェーバー/電動歯ブラシ/体温計(※水銀式は不可)/体重計(小型)

  • 付属品・周辺部品:ACアダプター/電源コード/各種ケーブル類/充電器

ポイント:電気・電池で動く“手で持てるサイズの機器”+その付属品は概ね対象。データが残るものは事前に消去。


小型家電に当たらないもの(別の出し方が必要)

  • 家電リサイクル法の4品目:エアコン/テレビ(ブラウン管・液晶・プラズマ)/冷蔵庫・冷凍庫/洗濯機・衣類乾燥機

  • 危険物・有害物を含むもの

    • 乾電池・ボタン電池・充電式電池・モバイルバッテリー(=電池単体は小型家電ではなく有害系の区分

    • 蛍光管(水銀含有)/水銀体温計(=有害系

    • スプレー缶・ガスボンベ・ライター(=危険物

  • 家電以外:家具・布製品・木製品・食器・金属くず単体など

  • 大型扱いになりやすい家電:電子レンジ・オーブントースター・ファンヒーター等の発熱機器やサイズの大きい家電(=小型家電回収ではなく大型ごみ等になることが多い)


迷いやすい・注意が必要なもの

  • 時計・おもちゃ(電池内蔵):電池を必ず外す。外せない内蔵電池は「有害系」扱いになる場合あり。

  • 体温計:デジタル式は小型家電、水銀式は小型家電不可(有害系)。

  • モバイルバッテリー・充電池単体:小型家電ではない(有害系)。

  • ノートPC・HDD等の記録媒体:小型家電だが、データ消去が必須。宅配回収のほうがまとめ出ししやすい。


判断のコツ(3ステップ)

  1. 電池・危険物を外す/分ける(外せない電池は有害系扱いの可能性)。

  2. データの有無を確認して消去(スマホ・PC・HDD等)。

  3. サイズ感を確認(小型=小型家電回収へ/大きい=大型ごみへ)。

 

3. 出し方の選択肢(3つ)

3-1. 回収ボックスに入れる

向いているもの

スマホ・携帯ゲーム機・カメラ・小型オーディオ・ACアダプター・ケーブル類など、手で持てるサイズの電気製品。

手順

  1. 電池・バッテリーを外し、端子をテープで絶縁。

  2. データがあるもの(スマホ・PC系)は初期化/消去。

  3. 袋やひもで束ねず、そのまま投入できる形にする。

  4. 区役所や商業施設などに設置されたボックスの開庁・営業時間内に持参。

注意点

  • 投入口に入らないものは不可。

  • 一度投入すると取り出し不可

  • 電池・蛍光管・ライター等の危険物/有害物は混入不可


3-2. 宅配回収を使う

向いているもの

ノートPC・タブレット・外付けHDDなど、データ消去やまとめ出しをしたい場合。箱1つに複数品をまとめたいとき。

手順

  1. 申込み(Web/電話等)→ 集荷日時を指定。

  2. ダンボールに緩衝材を入れてしっかり梱包(ガムテで十字止め)。

  3. 伝票を貼り、指定時間に引き渡し。

注意点

  • サイズ・重量の上限あり(箱の三辺合計など)。

  • 品目によって料金がかかる場合あり。

  • データ消去サービスの有無・範囲を事前確認。

  • 事業系排出は対象外のことが多い。


3-3. 直接持込み(市が案内する持込先)

向いているもの

回収ボックスに**入らないけれど“家庭用の小型家電”**に該当するもの(例:小さめの電子レンジ・トースター等)。

手順

  1. 持込先の受入曜日・時間・受入条件を事前に確認(予約が必要な場合あり)。

  2. 電池の取り外し/データ消去を済ませ、混載にならないよう種類ごとに分けて車載。

  3. 現地の案内に従い計量・荷下ろし。

注意点

  • 受け入れ不可の品目(布・木製品など家電以外、危険物等)がある。

  • 料金体系が異なることがある(無料/有料、品目別など)。

  • 無許可の回収業者への引き渡しはトラブルの原因になるため避ける。


使い分け早見表

  • 手のひら〜片手サイズで安全部品を外せる → 回収ボックス

  • PC・ストレージ含む/まとめて出したい宅配回収

  • ボックスに入らないが家庭用の小型家電直接持込み

  • 家電以外・危険物・有害物それぞれの専用区分へ(電池・蛍光管など)


共通チェック(出す前の最終確認)

  • 電池・バッテリーは必ず外して絶縁したか

  • データ消去は済んだか(スマホ・PC・HDD等)

  • ひもで束ねたり袋で隠したりせず、中身が見える/取り出しやすい状態か

  • 持込先・収集の受付時間内か、手数料や対象品目を最新条件で確認したか

 

4. 不燃ごみ/大型ごみに出すケース

まず結論(超シンプル)

  • 小さくて安全部品を外せるもの不燃ごみで出せる場合あり。

  • 最長辺が市の“大きさ基準”を超えるもの、または重い・危険部品を含むもの大型ごみ(要予約・手数料あり)

※「大きさ基準(しきい値)」や予約・手数料の細目は広島市の最新ルールに従ってください。迷ったら大型ごみ基準を優先して確認すると安全です。


不燃ごみに向くもの(例)

  • 電池を外した小型の電気製品:小ぶりの時計・電卓・小型キッチンスケール・小さめの加湿器など

  • 付属品・部品:コード、ケーブル、アダプター、リモコン など

  • ガラス・金属部品を含む小型品:割れやすい部品は新聞紙などで個別に包むと安全

出し方のコツ

  • 乾電池・ボタン電池・充電池は必ず外す(別系統で排出)

  • 見える袋に入れて中身が判別できるようにする(地域の指定袋があれば従う)

  • 過重量・過容量にしない(袋は口が結べる程度/無理に詰めない)


大型ごみに回すべきもの(例)

  • 電子レンジ・オーブントースター・ファンヒーターなど、発熱機器や比較的大きい家電

  • 最長辺が市の基準を超える電気製品(例:大きめのプリンター、スキャナー など)

  • 重量があり持ち運びが困難なもの、安全上の理由で分解・排出が難しいもの

手順(共通)

  1. 予約:電話またはWebで収集予約(希望日は余裕を持って)

  2. 手数料:品目・サイズに応じたシール等の支払い・貼付(必要な場合)

  3. 排出:指定日時の当日朝、指定場所に単品で分かるように出す

  4. 集合住宅:管理規約や置き場所の指定があればそちらを優先


ボーダー品の考え方

  • 基準未満でも、材質・重量・安全性の観点から大型扱いになることがあります(例:金属比率が高く鋭利、内部にバッテリーが固定されている等)。

  • 逆に、部品を安全に取り外せるなら小さくまとまり、不燃で出せるケースもあります。

  • 迷ったら:大きさ・重量・危険性のいずれかが引っかかる=大型ごみ側で検討。


よくあるNG

  • 電池を外さずに不燃へ → 発火事故の原因

  • 紐でぎゅうぎゅうに束ねる → 作業時に危険・回収不可のことあり

  • 予約せず大型サイズを出す → 回収不可・持ち帰りの対象

  • 無許可回収業者に依頼 → トラブル・不法投棄のリスク


当日チェックリスト

  • 電池を外して絶縁した?(電池は別系統へ)

  • 袋の中身が見える? 過重量になっていない?

  • 大型ごみは予約番号やシールの準備はOK?

  • 集合住宅のルール出す時刻を守れる?

 

5. 電池・蛍光管などの外し方と処分

電池は“必ず外す”が大前提

  • 機器から乾電池・ボタン電池・充電池を外し、端子をテープで絶縁して別系統で出します。

  • 外す前に電源OFF。金属工具を使う場合は感電・ショート防止に注意。


種類別の見分け方と処分の考え方

  • 乾電池(アルカリ・マンガン):円筒形の一般的な電池。+-極を1本ずつテープで覆う。

  • コイン/ボタン電池(CR系・SR系など):小型で薄い電池。両面をテープで密着させる。

  • 充電式電池(Ni-MH/Ni-Cd/Li-ion 等):本体表示に「Ni-MH」「Ni-Cd」「Li-ion」など。特に発火リスクが高いので必ず端子絶縁。

  • モバイルバッテリー:実質「充電式電池」。家電とは別で出す扱いが一般的。

  • 内蔵電池タイプ:ネジ止めや粘着で固定され外せないものは、無理にこじらない(破損・発火の恐れ)。後述の対応へ。

迷ったら:**「電池=家電と一緒に出さない」**を原則に。電池単体は家電ではありません。


正しい“絶縁”のやり方

  • 使うテープ:セロハン・ビニール・布・養生テープなどの非導電性テープ。

  • NG:アルミ箔・銅テープなど導電性素材/複数本をまとめてぐるぐる巻き(熱がこもります)。

  • ポイント:+極・-極が金属と触れないように、1本ずつ端子を完全に覆う。


仕分けと袋の書き方

  • 透明袋や小袋に種類ごと入れる(乾電池/ボタン電池/充電池)。

  • 袋の表に**「電池」「有害」などと大きく明記**。

  • ボタン電池は小さなチャック袋に入れてからまとめると散逸防止に有効。


内蔵電池が外せない機器の扱い

  • 分解に自信がなければ無理に外さない

  • **店頭回収(小型充電式電池リサイクル等)**や、電池内蔵機器の専用回収を利用。

  • どうしても家電として出す場合は、取扱説明書の手順に従って安全に外せる機種のみ対応(無理なら専用回収へ)。


蛍光管の外し方・出し方

  • 電源を切ってから取り外し。割れないよう一本ずつ新聞紙や緩衝材で包む

  • 長さ・太さに関係なく、蛍光管は家電と混ぜない

  • 破損時はガラス片を厚紙などで集め、**「割れ物」**と書いて別包。素手で触らない。


LED電球・白熱電球の考え方

  • 家電と混ぜないのが基本。自治体の区分に合わせ、不燃系に分けることが多い。

  • 割れ防止のため個別に包む。口金部は金属なので他の金属と擦れないように。


ライター・スプレー缶など“火気もの”

  • ライター:中身を使い切り、「ライター」と明記して別袋へ。

  • スプレー缶・カセットボンベ:中身を屋外で完全に使い切る。穴あけの可否は地域ルールに従う(室内での放散はNG)。

  • 家電・電池とは絶対に混ぜない


劣化・膨張・発熱しているバッテリー

  • 触れて熱い/膨らんでいる/焦げ臭いなどの異常がある場合は、金属缶など不燃容器に単独保管し、近くの店頭回収や専用受付へ。

  • 潰さない・曲げない・穴を開けない。水も厳禁。


一時保管のコツ

  • 直射日光や高温多湿を避け、紙・金属・水から離して保管。

  • 絶縁済みの電池を種類別に小分けし、早めに排出。


出す前の最終チェック

  • 機器から電池は全部外した?(内蔵型は無理に外していない?)

  • 端子は1本ずつ絶縁した?(まとめ巻きしていない?)

  • 蛍光管・LED・白熱球・ライター・スプレー缶家電と分けた?

  • 袋に**「電池」「有害」「割れ物」など表示した?**

この手順に従えば、発火・破損のリスクを最小化しつつ、適正に資源化・安全処理へ回せます。

 

6. データ消去・個人情報の守り方(スマホ・PC・HDDなど)

回収ボックスへ入れると取り出し不可。投入前に必ずデータ消去を完了させます。

まずは共通の基本(全機器)

  1. バックアップ:写真・連絡先・書類をクラウド or 外付けに退避

  2. サインアウト:Apple ID/Googleアカウント/各種サブスク・SNSからログアウト

  3. 連携解除:二段階認証の認証端末登録、Bluetooth機器、ブラウザ同期を解除

  4. カード類の取り外し:SIM/eSIM削除、SDカード・USBドングルを抜く

  5. 初期化(リセット):工場出荷状態へ

  6. ラベル:「データ消去済」と袋に明記(混載時のトラブル防止)


スマホ・タブレット(iOS/Android)

  • iOS

    1. iCloud・探す(Find My)をオフ → Apple IDサインアウト

    2. 「すべてのコンテンツと設定を消去」

    3. eSIM を削除(利用していた場合)

  • Android

    1. 端末の「デバイスを探す」無効化 → Googleアカウント削除

    2. 端末の暗号化(新しめの端末は既定で暗号化済み)→「出荷時リセット」

    3. microSD があれば取り外し/個別に初期化

  • 共通の注意

    • 各アプリの「ログアウト」→ 端末の「初期化」の順で。

    • フリマ/電子マネー/QR決済は残高を精算してからアカウント側で解約または機種変更手続き。


パソコン(Windows/macOS)

  • Windows 10/11

    1. Microsoftアカウントとクラウド(OneDrive等)をサインアウト

    2. 設定 → システム/回復 → このPCをリセット →「すべて削除」

    3. 可能なら「データのクリーンアップ(上書き消去を伴うオプション)」を選択

  • macOS

    1. iCloud/iMessage/FaceTime をサインアウト

    2. Appleシリコン or T2搭載:「すべてのコンテンツと設定を消去」

      旧機種:復旧モードでディスク消去 → macOS再インストール

  • ドライブ種別のコツ

    • SSD:OSの「クリーンなリセット」で十分な場合が多い(暗号化オン推奨)。

    • HDD:可能なら「全領域上書き」を選択。

    • 物理破壊は安全管理が必要。自宅での無理な破壊は避け、専門サービスの利用を推奨。


外付けHDD/SSD・USB・SDカード

  • HDD:フルフォーマット(上書きあり)→ 廃棄。

  • SSD・USB・SD完全削除は困難な場合あり。暗号化→初期化でリスク低減、重要データは別途破棄方法を検討

  • ラベル例:「外付け媒体/初期化済」。


そのほかの“見落としがち”な機器

  • Wi-Fiルーター:管理画面のID/パス変更→初期化(リセットボタン長押し)。

  • プリンター/複合機:本体メモリの電話帳/ログ/Wi-Fi設定を出荷時リセット

  • デジカメ:メモリーカードを抜く→本体初期化。必要ならカードはPCでフルフォーマット

  • ゲーム機:アカウント連携解除→本体初期化。

  • スマートウォッチ/活動量計:アプリ連携解除→端末リセット。

  • カーナビ:自宅登録地・履歴・ペアリング情報を削除→リセット。


“10分で最低限”クイック手順(時間がないとき)

  1. アカウント類のサインアウト(Apple/Google/主要アプリ)

  2. SIM・SDを抜く/eSIM削除

  3. 端末を工場出荷状態に初期化

  4. 袋に「データ消去済」と明記

後戻りできないので、回収当日より前に余裕を持って実施するのがおすすめ。


よくあるNG

  • ファイルをゴミ箱に入れただけ(復元可能)

  • クイックフォーマットのみ(HDDでは痕跡が残りがち)

  • アカウント未解除のまま初期化(アクティベーションロック/再セットアップ不可の原因)

  • SDカードやUSBの抜き忘れ(流出リスク)


最終チェックリスト

  • 重要データはバックアップ済み?

  • すべてのサインアウト・連携解除は完了?(iCloud/Google 等)

  • SIM/eSIM/SDは取り外し・削除済み?

  • 端末は工場出荷状態になった?

  • 袋に**「データ消去済」**と記載した?

この段取りなら、個人情報流出を防ぎつつ、スムーズに小型家電の資源化ルートへ回せます。

 

7. 品目別ミニガイド

基本ルール(再掲):電池は外す/端子は絶縁データは消去投入口サイズに入るかで分岐。迷ったら安全側(持込み or 大型ごみ)。

スマホ・携帯電話

  • 推奨ルート:回収ボックス(サイズ内)/宅配回収(まとめ出しに便利)

  • 準備:アカウント解除・初期化・SIM/eSIM削除、ケースやストラップは外す

  • 注意:内蔵電池は外せない機種が多いので、むりな分解はしない

タブレット

  • 推奨ルート:回収ボックス(サイズ内)/宅配回収

  • 準備:データ消去・アカウント解除

  • 注意:画面割れは新聞紙等で保護してから投入

ノートPC(小型含む)

  • 推奨ルート:宅配回収(箱に周辺機器も同梱しやすい)

  • 準備:バックアップ→サインアウト→初期化

  • 注意:バッテリーが膨張しているものは無理に圧迫しない(専用ルートへ)

外付けHDD/SSD・USB・SDカード

  • 推奨ルート:回収ボックス(サイズ内)/宅配回収

  • 準備:できれば暗号化→初期化、メディアはケースに入れる

  • 注意:重要データは物理的破棄を含め要検討

デジカメ・ビデオカメラ・ICレコーダー

  • 推奨ルート:回収ボックス(サイズ内)

  • 準備:電池・メモリーカードを外す、データ消去

  • 注意:レンズ部は傷防止のため柔らかい紙で包む

ゲーム機(携帯/据置)・コントローラー

  • 携帯機/コントローラー:回収ボックス(サイズ内)

  • 据置機(本体):サイズ次第。入らなければ持込み or 大型ごみ

  • 準備:データ初期化、電池・内蔵電池の扱いは機種ごとの手順に従う

ゲームソフト・メモリーカード

  • 推奨ルート:回収ボックス

  • 準備:ケースから取り出し、カードは小袋にまとめる

  • 注意:強く折り曲げない

イヤホン・ヘッドホン・スピーカー(小型)

  • 推奨ルート:回収ボックス

  • 準備:ケーブルは束ねず軽くまとめる程度

  • 注意:ワイヤレスは内蔵電池の有無に注意

ACアダプター・電源コード・各種ケーブル

  • 推奨ルート:回収ボックス

  • 準備:絡まないよう軽くまとめる

  • 注意:太い延長コードは入らなければ持込みへ

ルーター・ポケットWi-Fi

  • 推奨ルート:回収ボックス(サイズ内)

  • 準備:設定初期化、SIMやバッテリーがあれば外す

  • 注意:アンテナ折損に注意

ドライヤー・ヘアアイロン

  • 推奨ルート:サイズ内なら回収ボックス/入らなければ持込み or 大型ごみ

  • 準備:コードは軽く束ねる、電池式は電池を外す

  • 注意:高温部は冷めてから

電気シェーバー・電動歯ブラシ

  • 推奨ルート:回収ボックス

  • 準備:刃はキャップで保護、内蔵電池は無理に外さない

  • 注意:水濡れは拭き取り

体重計・キッチンスケール(小型)

  • 推奨ルート:小型なら回収ボックス/入らなければ持込み or 大型ごみ

  • 準備:電池を外す、表示部を保護

  • 注意:ガラス天板は割れ防止の養生

小型加湿器・空気清浄機(卓上)

  • 推奨ルート:回収ボックス(サイズ内)/入らなければ持込み

  • 準備:水を抜く・内部乾燥、フィルターは外す

  • 注意:水滴が残らないように

電子辞書・ポケット翻訳機

  • 推奨ルート:回収ボックス

  • 準備:データ消去・電池外し

  • 注意:ボタン電池は別系統へ

時計(置き時計・腕時計)

  • 推奨ルート:回収ボックス(サイズ内)

  • 準備:ボタン電池は外して絶縁

  • 注意:ガラス面を保護

プリンター・スキャナー(家庭用)

  • 推奨ルート:サイズ・重量で大型ごみになりやすい/持込み

  • 準備:インク・トナーを外す、ケーブル別出し

  • 注意:ADFやフタが開かないようテープ仮止め

電子レンジ・オーブントースター・ファンヒーター等

  • 推奨ルート大型ごみまたは持込み

  • 準備:中のトレー等は取り外し、油汚れは簡単に拭き取り

  • 注意:石油機器は燃料を完全に抜く

電池・モバイルバッテリー・蛍光管・電球

  • 推奨ルート:家電と混ぜない(前章「5. 電池・蛍光管など」参照)

  • 準備:電池は絶縁、蛍光管は割れ防止

  • 注意:ライター・スプレー缶は火気扱いで別系統


早見表(まとめ)

品目 基本ルート 代替
スマホ/タブレット 回収ボックス 宅配回収
ノートPC 宅配回収 持込み
外付けHDD・USB等 回収ボックス 宅配回収
デジカメ・レコーダー 回収ボックス
携帯ゲーム機・コントローラー 回収ボックス
据置ゲーム機 持込み/大型ごみ
イヤホン・ヘッドホン 回収ボックス
ACアダプタ・ケーブル 回収ボックス
ルーター・ポケットWi-Fi 回収ボックス
ドライヤー・ヘアアイロン 回収ボックス(入れば) 持込み/大型ごみ
シェーバー・電動歯ブラシ 回収ボックス
小型体重計・卓上加湿器 回収ボックス(入れば) 持込み
プリンター・スキャナー 大型ごみ/持込み
電子レンジ・トースター等 大型ごみ/持込み
電池・モバイルバッテリー 別系統(有害)
蛍光管・電球 別系統

ラベル例:「電池外し済・データ消去済」。袋は中身が見える状態で、当日朝に出す。

 

8. 回収ボックス設置場所の探し方

ここでは「どこにあるか」「行く前に確認すべきこと」を、リンクなしで分かりやすくまとめます。設置・撤去は入れ替わることがあるため、必ず最新の公式情報で最終確認してください。

よくある設置先のパターン

  • 区役所・出張所系

    庁舎1Fロビー、総合案内付近や建物内の見通しのよい場所に置かれがち。

    ※庁舎は平日8:30–17:15など、開庁時間内のみ投入可。

  • 大型商業施設系

    サービスカウンター付近入口近くの共用スペース、エスカレーター脇など目につく場所。

    施設の営業時間内のみ利用可。夜遅くは閉鎖の場合あり。

  • 環境関連の施設・持込先

    小型家電の持込み窓口がある場合、守衛室・計量所で受付→案内に従って搬入する流れ。

探し方(リンクなしでできること)

  • 市役所コールセンターに電話

    「小型家電の回収ボックス」「お住まいの区名」を伝えて、最寄り設置先と受付時間を確認。

  • 市公式サイト内検索機能を使う

    サイトの検索窓で**「小型家電 回収ボックス」「小型家電リサイクル」「不燃ごみ 大型ごみ」**等の語で調べる。

  • 施設へ直接電話

    行く予定の区役所・商業施設の代表窓口に「小型家電の回収ボックスありますか? 投入口サイズと受付時間は?」と聞くのが確実。

行く前チェック(必須)

  • 投入口サイズ:縦15cm × 横30cm × 奥行40cm(目安)。

    → 入らない場合は持込み窓口大型ごみを検討。

  • 投入できる品目電池・蛍光管・ライターは混ぜない。電池は必ず外して絶縁

  • 受付時間庁舎は平日のみが基本。商業施設は営業時間内でも、ボックスが館内の閉鎖区画にあると夜間は使えないことあり。

  • 台車・袋:量が多い場合は透明袋で中身が見えるようにし、台車が必要なら持参。

  • 搬入ルート:駐車場から遠い施設もあるため、入口位置最寄り駐車場を確認。

当日の流れ(最短版)

  1. 到着 → ボックス位置を確認(案内表示 or 受付で質問)。

  2. 電池が残っていないか最終チェック。

  3. 袋や紐で束ねずそのまま投入(取り出し不可)。

  4. 量が多い場合は何回かに分けて安全に搬入。

現地で迷わない“声かけ”例

  • 「小型家電の回収ボックスはどこにありますか?」

  • 「投入できない品はありますか?」

  • 「投入可能な時間帯はいつまでですか?」

マナー&トラブル防止

  • 投入口に入らない物を無理に押し込まない(破損・詰まりの原因)。

  • 危険物・有害物は絶対混入しない(電池・蛍光管・スプレー缶・ライター等)。

  • 個人情報入り端末は初期化済みか再確認(投入後は取り出せません)。

メモ用テンプレ(コピペして使えます)

  • 施設名:

  • 住所/最寄り口:

  • 設置場所の目印:

  • 受付時間:

  • 投入口サイズ:

  • 入れられない品:

  • 連絡先(代表):

迷ったら「区役所の総合案内」か「商業施設のインフォメーション」に聞くのが最短です。次章では、よくあるNGとQ&Aをまとめます。

 

9. よくあるNGとQ&A

まずは「NG集」(やりがちだけどダメ)

  • 電池を外さずに出す:発火リスク。ボタン・充電池は必ず絶縁

  • 蛍光管・ライター・スプレー缶を混ぜる:家電と混在不可。必ず別系統へ。

  • 投入口に入らない物を押し込む:機器破損・詰まりの原因。サイズ外は持込み大型ごみへ。

  • ひもで束ねる・袋で隠す:中身が見えず回収支障。バラで投入が基本。

  • データ未消去のまま出す:個人情報流出の恐れ。初期化は必須。

  • 前日夜から置きっぱなし:持ち去り・破損・苦情の原因。当日朝に。

  • 濡れたまま出す:感電・腐食の恐れ。水抜き・乾燥してから。

  • 無許可回収業者へ渡す:料金トラブル・不法投棄のリスク。市が案内する方法を使う。

  • 事業系ごみを家庭ルートに出す:事業系は別手続きが原則。

  • 家電リサイクル法の4品目を混入:対象外(エアコン/テレビ/冷蔵庫・冷凍庫/洗濯機・乾燥機)。


よくあるQ&A

Q1. ドライヤーやヘアアイロンは回収ボックスでいい?

A. 投入口に入るサイズならOK。入らなければ持込みまたは大型ごみへ。

Q2. ACアダプターやケーブルは束ねていい?

A. 軽くまとめる程度はOK。きつく束ねる・太い束にするのはNG。基本は絡まない程度でバラ投入

Q3. スマホの内蔵バッテリーは外せないけど、どうする?

A. 無理に分解しない。データ消去を済ませ、サイズ内なら回収ボックスへ。外せる電池(ボタン電池等)だけ外して絶縁。

Q4. 膨らんだバッテリー(モバイルバッテリー等)がある…

A. 押さえつけない・穴を開けない・曲げない。金属と接触させず単独保管し、安全な回収方法(店頭回収・専用受付・持込み)を相談。

Q5. 充電池・モバイルバッテリーは小型家電に入れていい?

A. ダメ。電池単体は有害系扱い。端子絶縁のうえ専用ルートへ。

Q6. 蛍光管・LED・白熱電球はどう出す?

A. 家電と混ぜない。蛍光管は割れ防止包装のうえ有害系へ。LEDや白熱は地域の区分に従い分別

Q7. 据置ゲーム機やプリンターは?

A. サイズ・重量で回収ボックス不可になりやすい。持込み大型ごみで。

Q8. データ消去が不安。何をすればいい?

A. バックアップ→サインアウト→初期化が基本。PCは「このPCをリセット(全削除)」や「すべてのコンテンツと設定を消去」を選ぶ。外付け媒体は暗号化→初期化が安心。

Q9. 回収ボックスが満杯で入らない…

A. 無理に押し込まない。別の設置先を利用するか、持込みを検討。時間帯を改めるのも手。

Q10. 雨の日は濡れても大丈夫?

A. 基本は乾いた状態で。水分は抜き、濡れている場合は拭き取ってから

Q11. 会社の備品(事業系)は出せる?

A. 家庭向けルートは対象外事業系の処理ルートを利用。

Q12. 受付時間外に入口付近へ置いておいてよい?

A. NG。不法投棄とみなされる恐れ。受付時間内に出すこと。


現地で困ったときの“ひとこと例”

  • 電池はどこで出せばいいですか?(有害系の出し方確認)」

  • このサイズは回収ボックスに入れて大丈夫ですか?

  • 持込み条件(曜日・時間・料金・不可品目)を教えてください。

迷ったら、安全側=電池は別出し・サイズ外は持込み/大型ごみ。これで大半のトラブルは回避できます。

 

10. まとめ:当日朝のチェックリスト(袋・ラベル・出す場所・時間)

迷ったら「安全側」。電池は別系統・サイズ外は持込み/大型ごみが原則。

共通チェック(全ルート)

  • 電池を外した/端子は絶縁(ボタン電池・充電池・モバイルバッテリーは家電と混在なし)

  • データ消去(スマホ・PC・HDD等)/アカウント解除・SIM/eSIM・SD取り外し

  • 濡れ・汚れなし(水は抜く・乾燥済み)/ガラス面は保護

  • 中身が見える状態(ひもで強く束ねない・過重量しない)

  • 危険物・有害物の混入なし(蛍光管・ライター・スプレー缶・電池は別)

  • 当日朝に出す(前夜放置なし)


ルート別チェック

A. 回収ボックスへ持参

  • 投入口サイズに入ることを確認

  • 開庁・営業時間内に行く段取り

  • 量が多いなら複数回に分ける/台車や手袋を用意

  • 投入後は取り出せないことを再確認

B. 宅配回収(集荷日)

  • 箱サイズ・重量の上限内(三辺合計・kg)

  • 緩衝材で固定/ガムテ十字止め

  • 伝票貼付・集荷時間帯の再確認

  • PC等は**「データ消去済」**メモを同梱(任意)

C. 不燃ごみ(収集日)

  • 地域ルールの袋/表記に従う

  • 小型のみ(サイズ超は不可)

  • 電池・蛍光管・火気ものは別袋

  • 集合住宅の置き場所・時間を遵守

D. 大型ごみ(予約日)

  • 予約番号・手数料(必要な場合はシール貼付)

  • 指定日時・指定場所を確認

  • 付属品(棚板・トレー等)をまとめて一つに

  • エレベーターや通路幅を事前確認

E. 直接持込み(受入窓口)

  • 受入日時・持込条件(不可品目、事前連絡の要否)

  • 車載は品目ごとに分けて積む/飛散防止

  • 現地の計量・案内に従う準備(軍手等)


ラベル/メモ(コピペ用)

  • 電池外し済/絶縁済

  • データ消去済

  • 割れ物

  • 有害(電池)


最後のワンポイント

  • 迷ったらサイズ・安全性・受付条件のどれかで引っかかっていないか再チェック。

  • 記録用に出す前の写真を1枚撮っておくと、万一の問い合わせに役立ちます。

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